
秋田 食育ボランティア団体
あきた子ども食育プロジェクト
活動理念
すべての子どもに朝食を
秋田県では10人に1人の子どもが朝ごはんを食べられずに登校しています。
わたしたちは、秋田県内のすべての子どもたちが1日3食を満足に食べられる社会を目指して、朝食欠食問題の解決と子どもの自炊力の向上を目的に活動していきます。
取り組み

地域の小学校の家庭科室などをお借りしおにぎりとみそ汁を提供する朝食支援をします。

子どもが自分で朝食を作る「自炊力」を養うための調理実習イベントを各地で開催します。

秋田市以外の小中学校への食育講座・講演の依頼もお受けしています。
朝食欠食は子どもの責任ではありません
30年以上続く経済不況、ひとり親家庭の増加、コロナの蔓延、物価高。ジリジリと迫る世帯の貧困が子どもの貧困へとつながっています。しかし、子どもが満足に食事ができない現状は社会や政治の問題であり、決して子どもの自己責任ではありません。
特に秋田県は全国トップクラスの少子化県。今ここで子どもひとりひとりを大切に育て上げていかなければ、秋田県の未来はどうなってしまうでしょうか。わたしたちは生まれ育った秋田県の未来を守りたい。今こそあなたの力を貸してください。未来を担う全ての子どもが朝食を食べられる当たり前の日常に向けて、どうかご協力をお願いいたします。
代表あいさつ
親になって12年、子どもを3人育てながらさまざまな家庭を見てきました。そして思ったのは、どんな環境で生まれ暮らしていようとも子どもの責任ではない、ということでした。ネグレクト、教育虐待、ヤングケアラー。周囲が「かわいそうだね」と同情して終わりにするにはその子たちの失う時間の価値は大きすぎるものがあります。しかし、今の社会の構造の中でどれだけの子どもが、自力で抜け出すことができるでしょうか。せめてどんな境遇の子どもでも、毎日お腹いっぱい食べられる社会であってほしい、と願い2024年3月「あきた子ども食育プロジェクト」を立ち上げました。
わたしたちは、この貴重な社会の宝ひとりひとりにおにぎりとおみそ汁を与えながら、どんなあなたでもいいから生きていてほしい、と伝え続けます。今こそあなたの力を貸してください。ひとりでも多くの子どもが夢を持って未来に向かっって歩んでいく手助けをわたしたちと一緒にしていただきたいと願っています。
令和6年6月吉日 あきた子ども食育プロジェクト 代表 菊江好美